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平成30年度の工事事故発生状況

作成日:2018年7月5日

 公益財団法人横浜市建築保全公社では日頃より工事事故の発生防止を目指し、各種研修会、安全パトロールなどを実施しておりますが、平成30年6月までに工事事故が3件発生しましたので報告いたします。

事故を防ぐには、

  • 施工前の調査の段階から、様々な危険を想定したうえで十分に調査を実施し、施工計画を立てることが非常に重要です。
  • 安全設備を整えることはもちろん、工事に携わる者一人一人が、自分に加えて他人の安全を守る高い意識を持たなければなりません。

さらに、

  • 小規模な事故であっても施設機能を一時的に停止させてしまうと、施設管理者や施設利用者に多大なご迷惑をお掛けすることになります。
  • 事故を起こさない対策はもちろんですが、万が一発生してしまうかもしれない事故を想定して、即時復旧対応が出来る体制を整えておくようにしてください。
 No.  発生日  発生場所

 事故概要

 原因

3 6月6日 地区センター

 足場組立作業中にパイプを落下させ、近くに設置されていた自動販売機を破損させた。

 誘導員を配置して、利用者の通行は遮断していたが、作業員の作業手順に不備があった。

2 6月1日

消防出張所

 天井の空調機を取り外し作業中に部品を落下させ、直下に設置されていた複写機を破損させた。

 移動が困難な複写機に対する養生が、ビニールシートのみと不十分であった。

 1  4月27日

中学校

 屋上への荷揚用にクレーン車を移動中に敷地内のマンホール蓋を破損させた。

 マンホール蓋を敷板で保護していたが、車両重量に対して敷板の強度が不十分だった。

 保全公社では30年度も引き続き、事故防止に向け事故情報の発信、研修会の開催などを行ってまいります。(次回研修会7月27日(金)開催)

 施工者の皆様におかれましても、安全対策を含めた施工計画を現場の状況に合わせて作成し、作業に携わるすべての関係者に安全作業の徹底をお願いいたします。