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令和元年度の工事事故発生状況

作成日:2019年11月27日

 公益財団法人横浜市建築保全公社では日頃より工事事故の発生防止を目指し、各種研修会、安全パトロールなどを実施しておりますが、令和元年10月までに工事事故が9件発生しましたので報告いたします。

事故を防ぐには、

  • 施工前の調査の段階から、様々な危険を想定したうえで十分に調査を実施し、施工計画を立てることが非常に重要です。
  • 安全設備を整えることはもちろん、工事に携わる者一人一人が、自分に加えて他人の安全を守る高い意識を持たなければなりません。
  • 経験の浅い作業員は十分な経験を持った指導者の監督と指導のもとで作業をさせてください。

さらに、

  • 事故によっては施設機能を一時的に停止させてしまい、施設管理者や施設利用者に多大なご迷惑をお掛けすることになります。
  • 事故を起こさない対策はもちろんですが、万が一発生してしまうかもしれない事故を想定して、即時復旧対応が出来る体制を整えておくようにしてください。

 保全公社では、事故防止に向け事故情報の発信、研修会の開催などを行ってまいります。
 施工者の皆様におかれましても、安全対策を含めた施工計画を現場の状況に合わせて作成し、作業に携わるすべての関係者に安全作業の徹底をお願いいたします。

 No.  発生日  発生場所  事故概要
9 10月30日 市場  アンカー打設に伴う穿孔時に、火災報知器用配線を切断させた。
8 9月10日 小学校  作業員が、熱中症の疑われる症状により救急車で搬送された。
7 9月7日 小学校  既設配管の調査不足により給水管切替え施工後、職員トイレが断水した。
6 8月28日 中学校  屋根葺(ふき)替え工事中、仮防水の準備中に急な降雨で漏水し、音楽室の天井とを汚損した。
5 8月27日 中学校  エキスパンション改修時、金物撤去後の養生が不備で漏水し、体育倉庫内備品と木製床材を汚損した。
4 8月3日 特別支援学校  天井内の保温材撤去中、火災報知器用配線を損傷し火災警報を発報させた。
3 7月31日 小学校  高架水槽廻りの配管更新にあたり、既設配管の調査不足により高架水槽水抜き後、屋内運動場が断水した。
2 6月6日 中学校  スラブのコア抜き作業中、電気配線を断線し、電灯漏電警報を発報させた。
 1 5月26日 市場  スラブのアンカー打設用穿孔作業中、火災報知器用配線を損傷し、火災警報を発報させた。